年収600万円の施工管理を辞めた理由。私がFIREではなく「段階的セミリタイヤ」を選んだワケ
私は18年間、電気施工管理の仕事に携わってきました。
年収は600万円を超え、大企業に入社できたこともあり、生活に困ることはありませんでした。仕事も安定しており、周囲から見れば恵まれた環境だったと思います。
しかし、その一方で長期出張や厳しい労働環境、終わりの見えない人間関係に疲弊し、自分の時間を確保することができませんでした。
このまま働き続けたら、お金はあっても人生を楽しめないまま終わってしまうのではないか。
そんな不安を抱えていた頃に出会ったのが、「FIRE(経済的自立・早期リタイア)」という考え方でした。
「これなら自由を手に入れられるかもしれない。」
私は藁にもすがる思いで、資産形成を始めました。
FIREを目指して資産1000万円を達成。でも見えてきた現実
積立投資を始め、幸運にも相場環境に恵まれたことで、約5年で資産1,000万円を達成することができました。
私にとって1000万円は、それまで想像もできなかった大きな節目でした。
しかし、その頃には30代後半。
改めて計算してみると、完全なFIREを実現するには1億円近い資産が必要だと感じました。
施工管理の給与は決して低くありません。それでも、1億円まで到達するには何十年もかかる現実があります。
そのとき、私は自分自身に問いかけました。
「そもそも、なぜ私はFIREしたいんだろう?」
そして、たどり着いた答えは意外なものでした。
「本当に嫌だったのは、働くことではない。今の働き方だった。」
年収より「自由」を選び、設備管理へ転職
私は施工管理の長時間労働や長期出張から離れるため、転職を決意しました。
もちろん、施工管理以上の年収を提示してくれる会社はほとんどありません。
そこで発想を変えました。
「資産1000万円があるなら、無理に高収入へこだわらなくてもいいのではないか。」
資産ができたことで、収入だけを追い続ける必要はなくなりました。
私は年収を少し下げても、自分の時間や心の余裕を取り戻す道を選びました。
その結果たどり着いたのが、設備管理という仕事です。
もともと電気施工管理の経験があり、電験三種も取得していたため、その知識を活かしながら実務経験を積み、将来的には電気管理技術者として独立することも視野に入れています。
私にとって設備管理はゴールではありません。
自由な働き方を実現するための通過点なのです。
私が考える「段階的セミリタイヤ」
私が目指しているのは、一気に仕事を辞めるFIREではありません。
転職によって働き方を改善し、資産形成を続け、専門資格を活かして独立し、少しずつ仕事量を減らしていく。
そんな**「段階的セミリタイヤ」**です。
将来的には資産5000万円を目標とし、独立後は必要な分だけ働きながら、人生の自由度をさらに高めていきたいと考えています。
ありがたいことに、私の周りには実際にそのような働き方を実現している方もいます。
だからこそ、これは夢物語ではなく、現実的な選択肢だと感じています。
FIREだけが正解ではない
私の元同僚の中には、FIREを目指して徹底的に節約しながら資産形成を続けている人もいます。
しかし、それでも目標達成は55歳から60歳頃になる見込みだと話していました。
もちろん、それも素晴らしい生き方です。
ですが、私は別の道を選びました。
資産がある程度できたら、働き方そのものを変えていく。
転職、資格取得、独立、副業。
そうした選択肢を組み合わせることで、今の苦しい環境から少しずつ距離を置き、人生の自由度を高めていくことができます。
このブログで伝えたいこと
私はまだ目標の途中にいます。
成功者ではありませんし、完成された答えを持っているわけでもありません。
それでも、自分自身が悩み、試行錯誤しながら見つけた考え方や経験は、誰かの役に立つかもしれないと思っています。
このブログでは、
- キャリアと働き方
- 資産形成・投資
- 電気管理技術者としての独立
- そして「段階的セミリタイヤ」という考え方
を実体験を交えながら発信していきます。
人生は0か100かではありません。
いきなりFIREできなくてもいい。
転職、投資、資格、独立――小さな選択を積み重ねながら、少しずつ自由を増やしていく。
それが私の考える**「段階的セミリタイヤ」**です。
もしこのブログが、あなたの人生を少しでも前向きにするヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。どうぞよろしくお願いいたします。

