設備管理の資格おすすめ5選|ビルメン未経験でも取得すべき資格を解説
ビルメン・設備管理に資格は必要なのか?
設備管理は「ビルメン」と呼ばれることもあります。
私は工場設備管理へ転職したため、本ブログでは「設備管理」という表現を使っていますが、一般的にはビルメンテナンスとほぼ同じ意味で使われることが多いです。
一方で、「設備保全」は設備の修理や改善など、より現場作業が中心となる職種です。
同じ設備系でも仕事内容は大きく異なりますので、この違いだけは覚えておくと転職活動で役立ちます。
さて、本題です。
「ビルメン・設備管理に資格は必要なのか?」
私の答えは、
「なくても転職はできる。しかし、資格があると選択肢は一気に広がる。」
です。
実際、資格がなくても設備管理へ転職される方はいます。
しかし、年間休日が多く、年収も高く、福利厚生が充実した会社ほど、応募条件として資格を求めているケースが多い印象です。
私が現在勤務している工場も、応募条件の一つが**第三種電気主任技術者(電験三種)**でした。
この資格があったからこそ書類選考を通過し、今の働き方を手に入れることができたと思っています。
もちろん資格がなくても入社できる会社はあります。
しかし、設備管理という仕事を長く続けるのであれば、いずれ資格は必要になります。
だからこそ、私は転職前から少しずつ取得しておくことをおすすめします。
ここからは、私自身の経験を踏まえ、本当に役立つと思った資格をご紹介します。
私が本当に役立つと思う資格5選
第二種電気工事士
設備管理を目指すなら、最優先で取得したい資格です。
「設備管理だから電気工事はしないのでは?」
と思われるかもしれません。
実際、設備管理が新築工事のような電気工事を行うことはほとんどありません。
しかし、
- コンセント交換
- スイッチ交換
- 小規模な修繕
- 分電盤の点検
- クランプメーターによる電流測定
- 接地抵抗測定
など、設備管理では日常的に電気設備へ触れる機会があります。
第二種電気工事士がなければ、対応できる作業は大きく制限されてしまいます。
また、電気工事士の勉強を通して、
「なぜ漏電するのか」
「なぜブレーカーが落ちるのか」
といった電気の基礎知識も身につきます。
設備管理未経験の方であれば、最優先で取得しておきたい資格です。
第二種ボイラー技士
私は電気系出身のため、まだ取得していません。
しかし、設備管理として長く働くなら、ぜひ取得したいと考えている資格の一つです。
ボイラーは工場だけでなく、
- ホテル
- 病院
- 温浴施設
- 大型ビル
など、多くの施設で使用されています。
そのため、第二種ボイラー技士を持っていると転職先の選択肢も広がります。
また、ボイラー設備を扱う会社では、有資格者が退職すると急いで補充したいケースもあります。
タイミングが合えば、好条件の求人へ入りやすくなる可能性もあります。
私自身、設備管理を続けるのであれば、今後取得したい資格の一つです。
危険物乙種第4類
工場設備管理では非常に役立つ資格です。
工場では、第4類危険物(ガソリン・灯油・軽油など)を保管していることが多く、これらを管理するために危険物乙4の有資格者が必要になります。
また、危険物施設の届出などでは、有資格者の名前が必要になる場合もあります。
試験の難易度も比較的高くなく、設備管理との相性も非常に良い資格です。
求人票でも歓迎資格として見かけることが多いため、取得しておいて損はありません。
私も設備管理を目指す方にはおすすめしたい資格の一つです。
消防設備士(乙6・乙4)
設備管理では、消防設備の点検自体は専門業者へ委託することがほとんどです。
しかし、その設備を管理するのは設備管理担当者です。
消防設備の知識があるだけでも、業者との打ち合わせや点検内容の理解がしやすくなります。
また、転職時にも設備管理との相性が良い資格として評価されることがあります。
特に消防設備士乙6は、消火器の点検・整備ができる資格です。
土日を利用して消火器点検の副業をされている方もいるため、副業という面でも魅力があります。
設備管理だけでなく、将来の働き方の選択肢を広げてくれる資格だと思っています。
電験三種
私の人生を変えた資格です。
転職、年収アップ、そして将来目指している電気管理技術者としての独立。
そのすべてにつながる資格だと思っています。
一方で、この資格を持っていなければ設備管理へ転職できないわけではありません。
ここは誤解してほしくありません。
私は取得まで約3年かかりました。
もちろん、その3年間で得られた知識は今でも大きな財産です。
しかし、もしその3年間、
「資格も取れない、転職もしない。」
という状態になっていたら、それは非常にもったいなかったと思います。
電験三種は非常にコストパフォーマンスが高い資格です。
その反面、取得までにかかる時間も決して小さくありません。
勉強を始めると、休日のほとんどを勉強へ充てることになります。
私自身、休日を返上して勉強していました。
もし施工管理のように毎日忙しい職場で働いているなら、先に設備管理へ転職してしまうのも一つの選択肢です。
働きながら実務経験を積み、認定制度で取得を目指す方法もあります。
また、この資格を取得すると、工場では主任技術者として選任される可能性があります。
資格手当や年収アップも期待できますが、その分責任も大きくなります。
私は将来独立したいという目的があるため取得しました。
もし明確な目標があるなら、ぜひ挑戦してほしい資格です。
私ならこの順番で資格を取得する
私が今から設備管理を目指すなら、この順番で資格を取得します。
第二種電気工事士
↓
設備管理へ転職
↓
危険物乙4
↓
消防設備士
↓
第二種ボイラー技士
↓
電験三種
↓
エネルギー管理士
正直なところ、
設備管理への転職だけを考えるなら、第二種電気工事士があれば十分勝負できます。
その後の資格は、転職してからゆっくり取得しても遅くありません。
今の仕事が忙しいのであれば、まずは第二種電気工事士だけ取得しましょう。
最近ではYouTubeにも分かりやすい解説動画がたくさんあります。
第二種電気工事士を取得して設備管理へ転職し、時間に余裕ができてから次の資格へ挑戦する。
私はこのルートが一番現実的だと思っています。
ビルメンでよく聞く「四点セット」と「三種の神器」とは?
設備管理やビルメン業界では、「四点セット」や「三種の神器」という言葉を耳にすることがあります。
ただし、これらを持っていなければ設備管理になれないわけではありません。
あくまで目安として覚えておきましょう。
ビルメン四点セット
- 第二種電気工事士
- 危険物乙4
- 第二種ボイラー技士
- 第三種冷凍機械責任者
この中でも、私が特に優先したいのは
- 第二種電気工事士
- 危険物乙4
- 第二種ボイラー技士
の3つです。
第三種冷凍機械責任者は、設備によっては全く使わない会社もあります。
余裕ができてから取得しても十分だと思います。
ビルメン三種の神器
- 電験三種
- ビル管理士
- エネルギー管理士
設備管理業界では、この3資格を「三種の神器」と呼ぶことがあります。
どれも高く評価される資格ですが、持っていなければ仕事ができないというわけではありません。
将来的に年収アップや管理職、専門性を高めたい方は挑戦する価値があります。
なお、ビル管理士は工場設備管理では実務経験として認められない場合があります。
将来ビル管理士の取得を考えている方は、その点も考慮して転職先を選ぶことをおすすめします。
私が実際に使ったおすすめ参考書
私が勉強で一番大切だと思っているのは、
**「過去問を繰り返すこと」**です。
第二種電気工事士
私は工業高校時代に取得しました。
基本的には過去問を10年分解けば十分合格レベルに到達できます。
また、現在はYouTubeにも非常に分かりやすい解説動画があります。
参考書だけで理解しようとせず、
過去問+YouTube
この組み合わせが一番おすすめです。
▼おすすめの過去問題集
電験三種
電験三種も基本は過去問です。
私は20年分ほどの過去問題集を繰り返し解きました。
ただし、電験三種は過去問だけでは理解できない部分も多くあります。
私は数学も忘れてしまっていたため、SATの通信講座で基礎から学び直しました。
数学が得意な方は過去問中心でも十分ですが、
苦手な方は通信講座などで基礎から学ぶ方が結果的に近道だと思います。
なお、SAT教材は中古でも流通していることがありますので、費用を抑えたい方はそちらもおすすめです。
▼私が実際に使った過去問題集
本は分厚く持ち歩きにくいため、私はKindle版を購入し、iPadで勉強していました。
消防設備士・危険物乙4
消防設備士と危険物乙4は、公論出版の過去問題集シリーズがおすすめです。
試験傾向が非常によくまとまっており、私も実際に活用しました。
▼私が実際に使った過去問題集
まとめ|資格は人生の選択肢を増やしてくれる
資格は、人生の選択肢を増やしてくれます。
しかし、取得すること自体がゴールではありません。
資格は使ってこそ価値があります。
だから私は、やみくもに資格を集めることはおすすめしません。
まずは、自分が転職したい会社で求められている資格を取得する。
そしてもう一つ、将来の独立や副業につながる資格を取得する。
この考え方が一番効率的だと思っています。
私自身、資格は一通り取得できたと感じています。
これからは、それらの資格を仕事や人生で活かしていく段階です。
また、資格の勉強は合格だけが目的ではありません。
勉強する過程で得た知識は、実務でも必ず役に立ちます。
だから私は、難関と言われる電験二種にも挑戦したいと思っています。
合格できるかどうかだけではなく、その過程で学べる知識に価値があると考えているからです。
自分に本当に必要な資格を一つ見つけて挑戦する。
その一歩が、きっとあなたの人生の選択肢を広げてくれるはずです。
